生まれ変わっても。【完結後編集中】
「どうして…どうしてっ……!!」
隣の里の奴らを憎み、
運命を憎み、
生き残ってしまった自分を憎んだ。
そして、
枯れたはずの涙が再び溢れて土に落ちた。
「逢いたい…逢いたい……
何故…こんな簡単にっ…嫌だ……
いやだ…」
大声で、赤ん坊のように泣きじゃくった。
こんな所まで来たって、
危険なだけなのに。
家族も、友達もみんな心配しているはずなのに。
いっそ、死んでもいいなんて思ってしまう。