生まれ変わっても。【完結後編集中】





「命の流れに抗うとはいかなることか、
人間は分かっていないからな」


「運命の女神は今頃お怒りだと思われるぞ」


「あの方は怖いからな…
よく大神さまはお許しになさったな。
この件の事」


「見込みが有りそうだと悟ったからではないかな」


「小娘に?」


「此の世を、
この運命という逆らえない流れを、
変えられるような見込みが」



運命…?


話の流れは何も分からなかったけれど、
私の話をされている事は分かった。




運命には逆らえない。




それが、此の世の大前提だという事も。





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