ただ、逢いたくて
1 転入生
【2年5組】
ここがあたしの教室。
教室の前まで来ると、中がざわざわと騒がしい。
ガラっ
「おはよ〜美優♪」
ドアを開けると親友の小池 亜弥(こいけあや)がいた。
彼女はあたしと違ってとっても綺麗な人。
ぱっちり二重にキリリとした眉、透き通るような白い肌に映えるぷっくりした紅色の唇。漆黒で艶のある長い髪を頭の上で1つに結っている。
彼女が微笑むと周りも明るくなるようなそんな存在。
明るくて、綺麗で何でも出来る亜弥がすごく羨ましい。
それに頭が良くて、優しくて、少し気が強い所が玉に傷だけど、あたしにとって初めて出来た大事な人なんだ。
「美優〜?あたしの顔に何かついてる?」
「え…あ、ごめん。亜弥は綺麗でいいなって」
「あは、何それ。それより、早く中入ったら?」
気がつけばあたしはドア付近で亜弥を見つめながら固まっていたらしい。
苦笑いをしながら自分の席へと向かった。
あたしの席は窓側の一番後ろで亜弥は、あたしの席から3つ前の右の席。
乱暴に鞄を机の上にドサっと放り投げ、亜弥の席へと急いだ。
ここがあたしの教室。
教室の前まで来ると、中がざわざわと騒がしい。
ガラっ
「おはよ〜美優♪」
ドアを開けると親友の小池 亜弥(こいけあや)がいた。
彼女はあたしと違ってとっても綺麗な人。
ぱっちり二重にキリリとした眉、透き通るような白い肌に映えるぷっくりした紅色の唇。漆黒で艶のある長い髪を頭の上で1つに結っている。
彼女が微笑むと周りも明るくなるようなそんな存在。
明るくて、綺麗で何でも出来る亜弥がすごく羨ましい。
それに頭が良くて、優しくて、少し気が強い所が玉に傷だけど、あたしにとって初めて出来た大事な人なんだ。
「美優〜?あたしの顔に何かついてる?」
「え…あ、ごめん。亜弥は綺麗でいいなって」
「あは、何それ。それより、早く中入ったら?」
気がつけばあたしはドア付近で亜弥を見つめながら固まっていたらしい。
苦笑いをしながら自分の席へと向かった。
あたしの席は窓側の一番後ろで亜弥は、あたしの席から3つ前の右の席。
乱暴に鞄を机の上にドサっと放り投げ、亜弥の席へと急いだ。