約束の小指、誓いの薬指。
大島ハルカという名前を確認して、写真を見た富沢は渋い顔をした。
「イブの時の写真ってことは、前回婚姻届を送って来た時には既にこの写真を撮ってたのか。
なのに別々に送って来た。
もしかしたらまだ何かしら持ってるかもしれないな」
そう言って富沢は封筒を覗き込んだ。
「前回と同様、写真以外には何も無し、か…」
「あぁ。
それがまた不気味というか。
何も要求してこないのは変だよな?」
「いや、案外要求はされてるんじゃねーの?
私はお前たちの関係を知っている。今すぐに別れてこの婚姻届にサインしろ。
さもなければ…っていうふうに」
あぁ、そうか。
富沢の言葉に深く納得する。
「イブの時の写真ってことは、前回婚姻届を送って来た時には既にこの写真を撮ってたのか。
なのに別々に送って来た。
もしかしたらまだ何かしら持ってるかもしれないな」
そう言って富沢は封筒を覗き込んだ。
「前回と同様、写真以外には何も無し、か…」
「あぁ。
それがまた不気味というか。
何も要求してこないのは変だよな?」
「いや、案外要求はされてるんじゃねーの?
私はお前たちの関係を知っている。今すぐに別れてこの婚姻届にサインしろ。
さもなければ…っていうふうに」
あぁ、そうか。
富沢の言葉に深く納得する。