約束の小指、誓いの薬指。
もう2月も半ば。
就職も決まっているし卒業論文も終わらせている私は、大学に行く必要もない。ただただ安全性が最も高いと思われる家の中で過ごすばかりとなった。
こう引きこもると、脳はネガティブな方にばかり考えを向けていく。
愁くんの熱狂的なファンが家に押し掛けて来たらどうしよう。警察に通報する前に何かされるかもしれない。
私の想像を超越した行動をとるファンがいるかもしれない。そんな人相手に、私は何か対抗できるのだろうか?
愁くんだって大変な思いをしているに違いないんだけど…。
もしかしたら今頃、私の知らない女の人と出会って、最近のゴタゴタによる辛さを打ち明けて、距離が一気に縮んで…。
なんて、そんなことが起きていたらどうしよう。益々連絡できなくなってしまう。
「んーーー!」
ネガティブで爆発しそうな私を発散するように、部屋中に響き渡る声で叫んだ。
就職も決まっているし卒業論文も終わらせている私は、大学に行く必要もない。ただただ安全性が最も高いと思われる家の中で過ごすばかりとなった。
こう引きこもると、脳はネガティブな方にばかり考えを向けていく。
愁くんの熱狂的なファンが家に押し掛けて来たらどうしよう。警察に通報する前に何かされるかもしれない。
私の想像を超越した行動をとるファンがいるかもしれない。そんな人相手に、私は何か対抗できるのだろうか?
愁くんだって大変な思いをしているに違いないんだけど…。
もしかしたら今頃、私の知らない女の人と出会って、最近のゴタゴタによる辛さを打ち明けて、距離が一気に縮んで…。
なんて、そんなことが起きていたらどうしよう。益々連絡できなくなってしまう。
「んーーー!」
ネガティブで爆発しそうな私を発散するように、部屋中に響き渡る声で叫んだ。