約束の小指、誓いの薬指。
何があっても愁くんのことを信じるって決めてるのに、阿部さんの言葉があるからなのか、どこか疑ってしまいそうな自分がいる…。
でもここで疑ったら、それこそ阿部さんの思う壺になるだろうから、嫌だ。
「わ、私は、愁くんを信じてます。
出会ってからずっと、信じることで絆を深めてきたんです。今さらそれを変えるつもりなどありません」
私の意思は変わらない。
それだけは伝えておきたかった。
そして、最後にどうしても聞いておきたいことが1つ。
「その写真も記事にするおつもりですか?」
「もちろん。それが俺の仕事だからね。
見出しは何にしようか。
さすがイケメン声優!二股なんて当たり前!とかかな?
そこに久我さんのコメントもあったら面白かったんだけど、今回は諦めるよ」
「どうしても、記事にするんですか?」
「そうだなー…。久我さんが俺とデートしてくれるって言うんなら、考えてもいいけど。
あ、別に気があるとかじゃないよ?
そのデート現場を相葉愁に見せつけてやったら…楽しそうだと思わない?」
「最低です」
もうこの人と話していても意味がないと思って、阿部さんを残して教室を後にする。
でもここで疑ったら、それこそ阿部さんの思う壺になるだろうから、嫌だ。
「わ、私は、愁くんを信じてます。
出会ってからずっと、信じることで絆を深めてきたんです。今さらそれを変えるつもりなどありません」
私の意思は変わらない。
それだけは伝えておきたかった。
そして、最後にどうしても聞いておきたいことが1つ。
「その写真も記事にするおつもりですか?」
「もちろん。それが俺の仕事だからね。
見出しは何にしようか。
さすがイケメン声優!二股なんて当たり前!とかかな?
そこに久我さんのコメントもあったら面白かったんだけど、今回は諦めるよ」
「どうしても、記事にするんですか?」
「そうだなー…。久我さんが俺とデートしてくれるって言うんなら、考えてもいいけど。
あ、別に気があるとかじゃないよ?
そのデート現場を相葉愁に見せつけてやったら…楽しそうだと思わない?」
「最低です」
もうこの人と話していても意味がないと思って、阿部さんを残して教室を後にする。