約束の小指、誓いの薬指。
「阿部さんは、僕の彼女のことを知ってるんですか…?」
相葉の声のトーンが低くなる。
さすがに温厚なこの男も、俺に対しては厳しい目を向けてくるか。
「ええ、よく知っていますよ。
あなた方2人が今、どういう状況なのかも知っています。
どうせ彼女から距離をおこうとか何とか言われているんでしょう?
あなたはそれを突然告げられて訳がわからないなんて思っているかもしれない。
しかし、それは全てあなたがしたことだ。
久我凛音は知ってるんだよ。
あの日の夜、あんた達2人がキスしてたことを」
「な…」
久我凛音にも見せた写真を机に出すと、相葉の顔から表情が消えていった。
一体何を考えているのだろうか。
まぁ、なんだっていい。俺には関係ない。
相葉の声のトーンが低くなる。
さすがに温厚なこの男も、俺に対しては厳しい目を向けてくるか。
「ええ、よく知っていますよ。
あなた方2人が今、どういう状況なのかも知っています。
どうせ彼女から距離をおこうとか何とか言われているんでしょう?
あなたはそれを突然告げられて訳がわからないなんて思っているかもしれない。
しかし、それは全てあなたがしたことだ。
久我凛音は知ってるんだよ。
あの日の夜、あんた達2人がキスしてたことを」
「な…」
久我凛音にも見せた写真を机に出すと、相葉の顔から表情が消えていった。
一体何を考えているのだろうか。
まぁ、なんだっていい。俺には関係ない。