約束の小指、誓いの薬指。
あ…。
まずい。
というか気まずい。
こんなときに会うなんて…、まさか愁くんがいたりしないよね!?
「あはは、安心してください。
相葉は今、福岡にいますよ」
「あ…そうですか。
じゃあ、やっぱりこのまま旅立つ方が良さそうですね。
実は私、明日からニューヨークに行くんです。
1年間研修で。
愁くんとのことは曖昧なままになってしまったけど、これも仕方の無いことなのかな。
あの、富沢さん。最後まで迷惑かけてしまって申し訳ないんですけど、この手紙愁くんに渡してもらってもいいですか?
私、愁くんの家の住所知らなくて。
…できれば明日のお昼以降、私が日本を出た後にお願いします」
鞄から出した手紙を渡すと、富沢さんは受け取ってから聞きにくそうにして私に問いかけた。
まずい。
というか気まずい。
こんなときに会うなんて…、まさか愁くんがいたりしないよね!?
「あはは、安心してください。
相葉は今、福岡にいますよ」
「あ…そうですか。
じゃあ、やっぱりこのまま旅立つ方が良さそうですね。
実は私、明日からニューヨークに行くんです。
1年間研修で。
愁くんとのことは曖昧なままになってしまったけど、これも仕方の無いことなのかな。
あの、富沢さん。最後まで迷惑かけてしまって申し訳ないんですけど、この手紙愁くんに渡してもらってもいいですか?
私、愁くんの家の住所知らなくて。
…できれば明日のお昼以降、私が日本を出た後にお願いします」
鞄から出した手紙を渡すと、富沢さんは受け取ってから聞きにくそうにして私に問いかけた。