約束の小指、誓いの薬指。
家に帰った私は、買ってきたものを適当にスーツケースに詰め込んだ。
そして、引っ越しのためにもう段ボールだらけになった部屋で1日を過ごす。


明日になったら日本を発つ。
そんな実感はわかないけど、私は1年後、ちゃんと成長して帰ってくるんだという思いは芽生えている。
通訳として、立派に仕事をできるように色んなことを学んで来るんだ。


そんな思いと共に眠りについた。
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