約束の小指、誓いの薬指。
スッキリと目覚めて、天気の良さに感動した私は、荷物の最終チェックを始めた。
航空券にパスポート、それらを鞄の中に入れる。
その鞄とスーツケースを持って、遂にマンションを出る時が来た。
新たなスタートへの第一歩が踏み出されるという感じで気分が高揚する。
エントランスを抜けて外に出ると、綾達が待っていてくれた。
そこからバス停まで、楽しくいつものように賑やかに歩いた。
バス停まではそんなに距離もなくて、あっという間に着いてしまう。
「もー、ニューヨークとか急すぎ!
お別れ会もできなかったじゃん」
綾がとても不満そうに口を尖らせるけど、その瞳にはうっすらと涙が浮かんでいて、私も言葉につまる。
航空券にパスポート、それらを鞄の中に入れる。
その鞄とスーツケースを持って、遂にマンションを出る時が来た。
新たなスタートへの第一歩が踏み出されるという感じで気分が高揚する。
エントランスを抜けて外に出ると、綾達が待っていてくれた。
そこからバス停まで、楽しくいつものように賑やかに歩いた。
バス停まではそんなに距離もなくて、あっという間に着いてしまう。
「もー、ニューヨークとか急すぎ!
お別れ会もできなかったじゃん」
綾がとても不満そうに口を尖らせるけど、その瞳にはうっすらと涙が浮かんでいて、私も言葉につまる。