約束の小指、誓いの薬指。
「凛音の家いつ来ても片付いてるじゃん。
てか、散らかってても気にしないし」


やっぱり綾は引かないか。


「わ、私が気にするの!」


だけど、せっかく来てくれた友達を邪険に扱うのも気が引ける。
悩んだ挙げ句に私が出した結論は…。


「片付けてくるから、ちょっとだけ待ってて」


「いいよ、わかった」


とりあえず扉を閉めた。
ふぅ…。


さぁ、どうする?
もう後には戻れない。
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