約束の小指、誓いの薬指。
観客へのサプライズがあると発表がなされた。
なんと観客の中から1人をステージにあげてくれるというのだ。
それには皆さん大興奮。自分の好きな声優さんとぐっと距離を縮めるチャンスなのだから。絶対に選ばれるんだとあちこちから強い気迫を感じる。もちろん隣の綾からも。
そして泣いても笑っても1回限りの抽選が始まる。
愁くんの先輩である村上さんという男性声優が、観客全員分の座席番号が入った箱に手を入れる。
その様子を誰もが固唾を飲んで村上さんの腕を見守る。
そして、1枚の紙がひかれた。
「さぁ、ここに来たまえ!
10の17に座ったあなた!」
ドドン!という音に混じって、あーという残念な声があがる。
なんと観客の中から1人をステージにあげてくれるというのだ。
それには皆さん大興奮。自分の好きな声優さんとぐっと距離を縮めるチャンスなのだから。絶対に選ばれるんだとあちこちから強い気迫を感じる。もちろん隣の綾からも。
そして泣いても笑っても1回限りの抽選が始まる。
愁くんの先輩である村上さんという男性声優が、観客全員分の座席番号が入った箱に手を入れる。
その様子を誰もが固唾を飲んで村上さんの腕を見守る。
そして、1枚の紙がひかれた。
「さぁ、ここに来たまえ!
10の17に座ったあなた!」
ドドン!という音に混じって、あーという残念な声があがる。