きみに逢えた奇跡。
ちょっと沈黙が続いた。

「ついた」

あ。いつのまにか会場についてた。
家からすごく近いんだ。

10分前についたけど…まだ誰もきてなかった。
まだかな~。

「愛夢、お前浴衣とか着ないの」

唐突に琉我に聞かれて、ちょっとびっくり。

「着ないよ、似合わないし。」

今日の私の格好はTシャツに薄い上着、カジュアルな感じの長ズボン。

あんまり服にはこだわりはないです。

「だよな、似合わねーよな!笑」

琉我はそういうと笑いはじめた。
私の浴衣姿を想像してるらしい。

今日初めてみる琉我の笑顔。
嬉しいんだか悔しいんだか…!

そんなに笑わなくたっていいじゃん!?
私は怒った顔して何にも話さなかった。

ふん、どーせ似合いませんよだ!
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