きみに逢えた奇跡。
「んー、まあでもちょっと。
浴衣見たいかも」

「えっ!?…うん。」

琉我がそんなこと思ってたなんて。
なんだか青春もののドラマみたいだな。

こんなこと言われるのもたまには悪くないかも。

「何、照れてんの?」

「照れてないよ!?琉我がそんなこと言うなんて…なんていうか…めずらしいって言うか…」

ドラマではこんなの恋人同士の会話だよ。
やっば、変に意識してきちゃった。

「顔赤いよ、大丈夫?」

「うっ、うん。暑いだけ」

もう、こんなときに限って琉我優しいし。

自意識過剰みたいではずかしいな。
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