きみに逢えた奇跡。
はー、でも愛夢の浴衣姿とか見てみてーな。

そう思ったら、また声にでてた。
なんなんだよ今日、おかしすぎだろ俺…。

ちらっと愛夢を見ると、顔を真っ赤にしてた。

今の言葉のせいかな、やっぱちょっと変なこと言い過ぎた。

「大丈夫?」

そう声をかけると愛夢はおかしな様子になった。

今日俺もおかしいけど、愛夢も相当おかしいや。

すると、携帯に着信がはいった。

待ち合わせてる友達たちからだ。

[よ~。今俺たち琉我の近くにいるんだけど見てて思った。
愛夢といい感じやん。俺たちいかない方がよくね?]

え、ちょ、何だよそれ…
いい感じに見えんのか?これが。

てか別に好きな訳じゃねーし…。

辺りを見回すと、少し遠くの木の後ろに3、4人の人影があった。
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