『あの時、君は……』


「……? どうかした? 彰」

瞳は俺の顔を不思議そうに見ていた。

「べ、別に……なんでもねーよ」
「そう? あ、ねぇ、あそこの公園のベンチで休まない?」
「そうだな。んじゃ、なんか飲み物買うよ」
「やった! ありがとう! ごちそうさま!」


< 116 / 203 >

この作品をシェア

pagetop