『あの時、君は……』

「あっちのベンチに座ろっか……」

瞳は、買ったばかりの切符を財布の中に大事そうにしまいながら俺の腕を引っ張った。
「はしゃぎすぎだよ」
「えへへ……」

俺たちはベンチに座って少し休んだ。
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