『あの時、君は……』
「瞳ぃ!!」

俺は自転車を漕ぎながら必死で瞳の名前を呼んだ。

瞳……泣いてたよな?
俺に言葉かけた時、声が震えていたんだ。
顔見なくても……分かってたよ。
それに……一番辛いのは……

お前なんだよな?

あの
『また会おう』
って言った時……
本当は、俺が暖かい言葉かけてあげた方が良かったんだよな……?

ごめん

だから、
今その答え言うは。
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