『あの時、君は……』








あんなに楽しかった日々が
今となれば、昔のような気がしてならなかった。

後ろに瞳が乗っていた。

でも、それももう過去のようにしか思えなかった。
あんなにしっかり抱き付いてもらったのに……瞳の温もりも、微かにしか残っていない。

――瞳、俺、やっぱりお前いないとだめみたいだは……

そう俺は思った。






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