『あの時、君は……』
気が付くと19時になっていた。
遅れて司会進行の奴がステージに出てきた。

「え~、今日は私たちのクラスの同窓会ということで、集まっていただき……」

やっぱり瞳は来ない。
そうだよな……そりゃそうだよ……

俺はもう諦めかけていた。

「で、今日はゲストを紹介します!まずは、担任だった先生です!」

あ、担任老けて頭のてっぺんはげてきてらぁ。

俺は笑った。
回りの人も笑っていた。

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