『あの時、君は……』

=見舞い=

瞳は、全治1ヶ月だった。
左腕に関しては、2週間もしないらしいが……太股は重傷らしい。

七美ちゃんは次の日付けで学校を退学されていた。

瞳は一週間入院だった。
事件があった次の日、俺は瞳の見舞いに行った。


「失礼しまーす。瞳~? いるかぁ?」

扉を開けると、真っ白い部屋に、瞳の姿があった。

「あ、彰! お見舞いしに来てくれたの?」
「おぅ!」

瞳のベットに近付いて行った。
瞳の腕には点滴がうってある。ご飯が食べられないらしい。
足はかなり太くまかれていた。
見ているだけで、痛々しい。
思わず、俺は目を瞳からそらした。
< 41 / 203 >

この作品をシェア

pagetop