『あの時、君は……』
=悲しきブログ=
あれから、瞳とは下校を一緒にしていない。
というより、話もしないし、擦れ違うだけの日々が続いていた。

カレカノなってんのに
こんなの笑えるよな

今さらになって、

どうして
『瞳』
なんだ?

とか考えるようになった。

もしかして、やっぱりいつでも捨てる女だったかもしれない。

だったら、俺から別れを切り出せばいいじゃん?

でも……瞳を前にすると、そんなの出来なかった。



俺……なんで瞳の事しか見てないんだ……?

視野を広げよう!

回りは知らない女子だらけじゃないか!?

なんで俺、『瞳』しか目でおっかけてないんだよ!
器のちっちゃい男だなぁ! 俺!!
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