『あの時、君は……』
み、宮城県!?
ここは滋賀県だぞ!

俺はびっくりした。
先輩達もタメの人もびっくりしていた。

「……そうなんだ……」
「すみません! 私、親が警察官で、いろんな所に行ってて……」

瞳は赤くなって、手で口を押さえていた。
そんな恥ずかしがらなくてもいいと、俺は思った。
ぶりっ子ではない、憎めない子だな、と思う。

ミーティングは、それから今月の予定を話し、すぐにコートに向かった。
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