『あの時、君は……』
俺は、それから恵ちゃんに瞳のホムペを教えてもらった。

家に帰って、早速アクセスしてみる。
瞳のホムペは、結構な女子は知っていたが、どうして彼氏の俺に教えてくれなかったんだ?

それだけが、疑問だった。

時間をかけて、ブログとポエムを読んだ。
面白いのから悲しいのまで、全部読んだ。
入院中は退屈だったようで、一日五回以上日記は更新されていた。

俺の知らない瞳が、
その中にはあった。
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