感情方程式。
-奏太side-
ブチッ…
そして通話が切れた一定音が耳に響く。
どうやら切られてしまったようだ。
「何で切ったし、あんなに冷たいんだよ。」
画面を見つめながら口を尖らせる。
でも、元気そうだったから少し安心した。
そして写真フォルダを開く。
「………。」
気持ち良く眠っている生徒の写真。
普通より少々明るめな栗色の髪が乱れていて、その間から整った鼻や、まつ毛の長い垂れ目が見える。
まじまじと見ている俺、キモすぎだな。
この菊池の写真は無意識に撮っていた。
寝ている姿を見つけた瞬間にほっぺを突いていたのだが、あまりにも起きないため写真を撮った。
「ふふ……」
送りつけたら怒るだろうな〜
なんて考えていたら笑みが自然と溢れる。
次は何をしようかね。
彼女と会話をし始めてから、色々と楽しくなってきている。
単純すぎる自分の気持ちがまた更に笑えてくる。
月曜日が楽しみだ。
.
そして通話が切れた一定音が耳に響く。
どうやら切られてしまったようだ。
「何で切ったし、あんなに冷たいんだよ。」
画面を見つめながら口を尖らせる。
でも、元気そうだったから少し安心した。
そして写真フォルダを開く。
「………。」
気持ち良く眠っている生徒の写真。
普通より少々明るめな栗色の髪が乱れていて、その間から整った鼻や、まつ毛の長い垂れ目が見える。
まじまじと見ている俺、キモすぎだな。
この菊池の写真は無意識に撮っていた。
寝ている姿を見つけた瞬間にほっぺを突いていたのだが、あまりにも起きないため写真を撮った。
「ふふ……」
送りつけたら怒るだろうな〜
なんて考えていたら笑みが自然と溢れる。
次は何をしようかね。
彼女と会話をし始めてから、色々と楽しくなってきている。
単純すぎる自分の気持ちがまた更に笑えてくる。
月曜日が楽しみだ。
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