感情方程式。
そんなこんなでようやく土曜日を迎えた。
お昼からの待ち合わせだが、自分の身支度をしっかりとしたいが為に早起きした。
奏太さんが先生ということもあり、生徒とバレないくらいの大人っぽい服装を意識した。
白がメインの黒のボーダーが入った春夏用ニットに黒のハイウエストスキニー。
髪は巻いてみたりと、普段よりも念入りにした。
「…あれ、ウエストこんなに緩かったっけ。」
ストレスで痩せたことを完全に忘れていた私はバランスの悪さに愕然とする。
…うーん、スカートの気分でもないから仕方ない。
そのまま気にせず準備をした。
すると、スマホ画面に奏太と名前が表記された。
電話だ。
「はい。」
「おはよ。ちゃんと起きてた?」
「起きてる。楽しみだったから。」
「楽しみだと素直だね。」
「はいはい…。」
「そろそろ迎えに行くけれど大丈夫?」
「大丈夫。」
「わかった。この前降ろしたところに行くから。」
プツリと切れるとだんだん緊張してきた。
私はつば広帽子を被り荷物を持ち、階段を駆け下りた。
「お姉ちゃんどっか出掛けるの?」
「あぁ、そう。出掛ける!あと今日は友達の家に泊って来るから。伝えておいて欲しい。」
「うん、わかった。気を付けて行ってらっしゃい。」
「行ってきます…‼︎」
出た直後に躓きそうになりつつも私は小走りで向かって行った。
久しぶりのヒール痛すぎッ…ヤバイかも。
と、思いつつも会うことに夢中で御構い無しだった。
.
お昼からの待ち合わせだが、自分の身支度をしっかりとしたいが為に早起きした。
奏太さんが先生ということもあり、生徒とバレないくらいの大人っぽい服装を意識した。
白がメインの黒のボーダーが入った春夏用ニットに黒のハイウエストスキニー。
髪は巻いてみたりと、普段よりも念入りにした。
「…あれ、ウエストこんなに緩かったっけ。」
ストレスで痩せたことを完全に忘れていた私はバランスの悪さに愕然とする。
…うーん、スカートの気分でもないから仕方ない。
そのまま気にせず準備をした。
すると、スマホ画面に奏太と名前が表記された。
電話だ。
「はい。」
「おはよ。ちゃんと起きてた?」
「起きてる。楽しみだったから。」
「楽しみだと素直だね。」
「はいはい…。」
「そろそろ迎えに行くけれど大丈夫?」
「大丈夫。」
「わかった。この前降ろしたところに行くから。」
プツリと切れるとだんだん緊張してきた。
私はつば広帽子を被り荷物を持ち、階段を駆け下りた。
「お姉ちゃんどっか出掛けるの?」
「あぁ、そう。出掛ける!あと今日は友達の家に泊って来るから。伝えておいて欲しい。」
「うん、わかった。気を付けて行ってらっしゃい。」
「行ってきます…‼︎」
出た直後に躓きそうになりつつも私は小走りで向かって行った。
久しぶりのヒール痛すぎッ…ヤバイかも。
と、思いつつも会うことに夢中で御構い無しだった。
.