感情方程式。
車に乗り込み、次を決める。
時間は16時前を指す。
気持ちが安心してくると、お腹が空き始めた。
「夕飯の物を買って帰るか。」
「そうだね。私お腹空いてきた。」
「じゃあ俺の家の近所のスーパー行くか〜。」
車内では夕飯を何にするかでぶつかった。
「私はグラタンが食べたい。」
「俺は焼き肉がいい。」
「…グラタン。」
「えー……。」
「……グラタン。」
ずっとグラタングラタンと繰り返していると、奏太さんは吹き出した。
勿論、おかしな事を言ったつもりはない。
「あ〜。グラタンにしよっか。本当、面白いは。」
「グラタンがとてつもなく食べたかっただけ。」
そして若干疲れもあり、少し眠くなってきた。
でも、折角の日だからこそ寝てはいられない。
私はその勢いで起きていた。
が…。
気付いたら寝ていた。
起きたのは奏太さんが買い出しから戻ってきて荷物を車に詰め終えた瞬間だった。
「…………え。」
「え。ってなるよな。」
「あれ。」
「おはよ。」
「………。」
あれ、スーパーを出た。
そこで自分が寝てしまっていた事に気付き、両手で口元を押さえた。
「私寝てたっ…‼︎」
「そんな、申し訳ない顔しなくていいよ。」
そう撫でてくるのだが、今日だけで何回撫でられたかわからないしやたら愛でられるし頭が追いつかない。
「お家に帰るぞー!」
「お、おー……。」
「帰ったらご飯作るからね。」
「奏太さん、料理出来るの?」
「そりゃあ独り身だからある程度出来ないとね〜」
自慢気に笑う姿がとても素敵だった。
あぁ…私幸せだな……。
.
時間は16時前を指す。
気持ちが安心してくると、お腹が空き始めた。
「夕飯の物を買って帰るか。」
「そうだね。私お腹空いてきた。」
「じゃあ俺の家の近所のスーパー行くか〜。」
車内では夕飯を何にするかでぶつかった。
「私はグラタンが食べたい。」
「俺は焼き肉がいい。」
「…グラタン。」
「えー……。」
「……グラタン。」
ずっとグラタングラタンと繰り返していると、奏太さんは吹き出した。
勿論、おかしな事を言ったつもりはない。
「あ〜。グラタンにしよっか。本当、面白いは。」
「グラタンがとてつもなく食べたかっただけ。」
そして若干疲れもあり、少し眠くなってきた。
でも、折角の日だからこそ寝てはいられない。
私はその勢いで起きていた。
が…。
気付いたら寝ていた。
起きたのは奏太さんが買い出しから戻ってきて荷物を車に詰め終えた瞬間だった。
「…………え。」
「え。ってなるよな。」
「あれ。」
「おはよ。」
「………。」
あれ、スーパーを出た。
そこで自分が寝てしまっていた事に気付き、両手で口元を押さえた。
「私寝てたっ…‼︎」
「そんな、申し訳ない顔しなくていいよ。」
そう撫でてくるのだが、今日だけで何回撫でられたかわからないしやたら愛でられるし頭が追いつかない。
「お家に帰るぞー!」
「お、おー……。」
「帰ったらご飯作るからね。」
「奏太さん、料理出来るの?」
「そりゃあ独り身だからある程度出来ないとね〜」
自慢気に笑う姿がとても素敵だった。
あぁ…私幸せだな……。
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