感情方程式。
微熱。
-麻璃side-
気付けば夏服を着る時期で、
気付けばもう夏休み前で、
そして夏休み前には必ず期末テストが待ち構えていた。
そのため、私は最近しっかり授業に参加しテスト対策を練っている。
「……。」
まぁ、たまにこうして窓の外を眺めてぼーっとしている時もあるのだけど…。
今日はすごく空が青くてとても綺麗だった。
空…か。
私は夏休み中に奏太さんと行きたい場所リストをこっそり作成していた。
恥ずかしいから絶対言わないんだけれどね。
するとシャーペンで右腕をつつかれた。
「構えよ。」
振り返ると頬杖をつく蓮の姿。
そう、最近席替えをした。
私は安定の窓側で後ろから2番目の席。
その隣が蓮だった。
「ちゃんと授業聞きなよ。」
「は〜?あんなん聞いても特しないわ。」
「…どうせ赤点取るくせに?」
笑って返すと蓮はむすっとした表情で黙った。
それが可笑しくてクスクスと笑いが私からこぼれる。
蓮の視線が私を捉えていることに気付いて、聞いてみると
「お前は笑ってる方が可愛いよ。」
なんて、言ってきた。
彼は照れ臭いのか茶色の髪の毛に表情が隠れている。
「ありがとう。」
そう笑って言うと「あっそ。」なんて素直じゃない言葉て会話は終わった。
気付けばもう夏休み前で、
そして夏休み前には必ず期末テストが待ち構えていた。
そのため、私は最近しっかり授業に参加しテスト対策を練っている。
「……。」
まぁ、たまにこうして窓の外を眺めてぼーっとしている時もあるのだけど…。
今日はすごく空が青くてとても綺麗だった。
空…か。
私は夏休み中に奏太さんと行きたい場所リストをこっそり作成していた。
恥ずかしいから絶対言わないんだけれどね。
するとシャーペンで右腕をつつかれた。
「構えよ。」
振り返ると頬杖をつく蓮の姿。
そう、最近席替えをした。
私は安定の窓側で後ろから2番目の席。
その隣が蓮だった。
「ちゃんと授業聞きなよ。」
「は〜?あんなん聞いても特しないわ。」
「…どうせ赤点取るくせに?」
笑って返すと蓮はむすっとした表情で黙った。
それが可笑しくてクスクスと笑いが私からこぼれる。
蓮の視線が私を捉えていることに気付いて、聞いてみると
「お前は笑ってる方が可愛いよ。」
なんて、言ってきた。
彼は照れ臭いのか茶色の髪の毛に表情が隠れている。
「ありがとう。」
そう笑って言うと「あっそ。」なんて素直じゃない言葉て会話は終わった。