感情方程式。
大切な人が、側に居ない生活。
大切な人に、触れることは出来ない。
大切な人は、会いに来るのが難しい。

そんな
そんな
そんな環境。


私だったらどうする?
私だったらどう生きる。

この枯れていた心に水を挿してくれた人。
少しずつの勇気を与えてくれた人。


何をどうして、何を選択すれば良いのだろうか。
わからない。ワカラナイ。


拳を湯船の水面に叩きつけた。
ボチャンッと勢いよく跳ねる温かい雫が、乾き始めていた私の頬を濡らす。
どうしてだろう。
無性に会いたい。
何も言わずに抱きしめて欲しい。
何も聞かないで欲しい。
ただ、私に触れていて欲しい。

依存だ。
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