感情方程式。
その後は夏休みにこれがしたいだの、あんな所に行ってみたいだの奏太さんに言われた。
私がこっそり考えていたのが台無しじゃないか…。と、思いつつも私はその楽しそうにしている声を大事にしながら聞いていた。
《わ、ごめん。俺話しすぎちゃった…。》
「今日の奏太さんは可愛いね。」
《大人をからかうな。》
「はいはい。そろそろ寝ようと思ってるけれど良いかな…。」
《うん。ごめんね、勉強の時間削って。》
「別に、こういう時間欲しかったし。』
「そっか。」と嬉しそうにする声を聞いた瞬間その声に浸りたいと思い瞼を伏せた。
彼の声が私の脳内を揺らす。
《じゃあ、おやすみ。明日頑張れ。》
「頑張るとか…。うん。おやすみ。」
まだ繋がってる。
切らなきゃ…。そう思って耳から携帯を離し、赤い受話器が伏せているボタンをタップする。
37:09と私たちの時間がそこに広がった。
浸ってしまうとなかなか終われないし、眠れない。
そして彼に会うのが楽しみになって気持ちが高ぶる。
私は髪の毛を書き上げてベッドに潜り込んだ。
「……はぁ。」
そう溜息をついた後、私は気付いたら眠りについていた。
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私がこっそり考えていたのが台無しじゃないか…。と、思いつつも私はその楽しそうにしている声を大事にしながら聞いていた。
《わ、ごめん。俺話しすぎちゃった…。》
「今日の奏太さんは可愛いね。」
《大人をからかうな。》
「はいはい。そろそろ寝ようと思ってるけれど良いかな…。」
《うん。ごめんね、勉強の時間削って。》
「別に、こういう時間欲しかったし。』
「そっか。」と嬉しそうにする声を聞いた瞬間その声に浸りたいと思い瞼を伏せた。
彼の声が私の脳内を揺らす。
《じゃあ、おやすみ。明日頑張れ。》
「頑張るとか…。うん。おやすみ。」
まだ繋がってる。
切らなきゃ…。そう思って耳から携帯を離し、赤い受話器が伏せているボタンをタップする。
37:09と私たちの時間がそこに広がった。
浸ってしまうとなかなか終われないし、眠れない。
そして彼に会うのが楽しみになって気持ちが高ぶる。
私は髪の毛を書き上げてベッドに潜り込んだ。
「……はぁ。」
そう溜息をついた後、私は気付いたら眠りについていた。
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