二十歳の約束
それから千葉君は毎日メールをくれた。
そして、たまに電話もくれた。
千葉君が中性的なせいか、これが驚くほど楽しかった。
女子校育ちの私にとって、特別な感情無く、話しやすい男の子は初めてだった。
色んな事なんでも話せた。
とさか君が好きってこと以外は。
それと同時にとさか君からは一切連絡がこなくなった。
私に見られてるのに気づいたのか、とさか君を朝に見かけることはほとんどなくなってしまった。
もう、これはきっと避けられてるな。
千葉君に世話を託して、ガキ臭くてダサい女から逃げたのだな。
またしても、勝手に悪い方へとかんがえてしまってた。
こんなことをなっちに相談してたら、もう自分から動くしかないと。
もうすぐバレンタインだと。
「勇気出して動かないと、登坂君にあゆこの気持ち伝わらないよ」
なっちの言う通りである。
傷つくのが怖くて、ひたすら受け身で何にもしてなかったな、わたし。
そして、たまに電話もくれた。
千葉君が中性的なせいか、これが驚くほど楽しかった。
女子校育ちの私にとって、特別な感情無く、話しやすい男の子は初めてだった。
色んな事なんでも話せた。
とさか君が好きってこと以外は。
それと同時にとさか君からは一切連絡がこなくなった。
私に見られてるのに気づいたのか、とさか君を朝に見かけることはほとんどなくなってしまった。
もう、これはきっと避けられてるな。
千葉君に世話を託して、ガキ臭くてダサい女から逃げたのだな。
またしても、勝手に悪い方へとかんがえてしまってた。
こんなことをなっちに相談してたら、もう自分から動くしかないと。
もうすぐバレンタインだと。
「勇気出して動かないと、登坂君にあゆこの気持ち伝わらないよ」
なっちの言う通りである。
傷つくのが怖くて、ひたすら受け身で何にもしてなかったな、わたし。