二十歳の約束
高1の9月
秋になっても相変わらず、毎日赤いスニーカーの人を眺めてた。

「あゆことなっち、一緒にJ学園の文化祭いかない?」

そう声をかけてくれたのは、同じく中学からのクラスメイトの涼子だった。

大人っぽくて美人な涼子は、素敵な彼氏もいたんだけど、男友達も多かった。

「J学園の友達にチケットもらったから、一緒にいこうよ!
あゆこ、赤いスニーカーの人探して、声かけなよー!」

「ええー!!
声はかけれるかなあ?
でも、見たいーーー!!
すごい! J学園に侵入できるんだね。」


そんな手段があったとは、、、
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