二十歳の約束
ちなみに、登坂くんが披露してくれた

高難度の技

うん、スポーツに興味ゼロの私には、そのすごさが伝わらず、全くいいリアクションができなかった。




帰り際に姉にもらった誕生日プレゼントをとさか君に見せてしまった。

高級ブランドの財布。

高2の私にとって、初めての大人の贈り物だったから、嬉しくて。
そしたら、とさか君はキマヅそうに、ソニプラで買った財布をくれた。

「定期入れも兼ねてるから定期入れとして使って。」

と、言って渡された。

「今日、さっき誕生日ってきいたから、これくらいしか用意出来なくてごめん。」

そういってくれた。

ごめんなさいごめんなさい。
憧れのとさか君が私なんかのためにこんなにしてくれてるのに、良いリアクションができなくて、なんか固まってしまった。

それからも何回か食事に行ったりしたけど、花火大会はお互い、友達といくことにした。

「涼子と約束してたから」

そう言うと、

「会場で会えたらいいね」

ととさか君は言ってくれた。

何でなのか、うきうきしなくて、だんだんとさか君とつき合ってるとゆう事実がつらくなってきてた。

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