二十歳の約束
文化祭当日。
J学園は、思っていたより駅から遠かった。
私鉄で通ってる人達は、最寄り駅の自転車置き場に自転車を置いていて、そこから自転車でいってることがかわった。
また1つ、赤いスニーカーの人のことを知れた気になっていた。
学校帰りに行ったから、文化祭はもう終盤ムード。
「おっ、涼子!
お前、ほんとにS女の生徒なのな。笑
かわいい友達つれてきてくれてんじゃん!
やきそば食ってけよ!」
涼子の友達のクラスにいくと、明らかに3年生で、もうかなり異次元な感じの、夜の町が似合う系の兄さんが、笑って迎えてくれた。
あー、
私みたいなガキ臭い友達で本当に申し訳ない。。。
お兄さん達は、焼きそばを無料で出してくれた。
それを食べ終えると、
涼子は、
「もうしばらくここで友達の相手していくから、あゆことなっちで赤いスニーカーの人探しておいでよ!
帰りに校門で待ち合わせしよ!」
「そうだよ、せっかく来たんだし、わたし付き合うよ」
なっちもらそう言ってくれた。