二十歳の約束
「今日、会っておどろいた。
おれ、ずっと、あゆこに謝りたいと思ってた。
ひどい別れ方してごめん。」

「全然！私が悪かったんだし！私も謝らなきゃってずっと思ってて、、、」

私が、慌てて話してると、

「俺の留年のこと、聞いた？」

ゆっくりした口調で聞かれた。

「うん。」

「くにから言われた。
彼女があゆこに話してしまって、あゆこが知らなかったみたいですみませんって。
黙っててごめん。
あゆこまじめだから、ヒカれると思ったし、嫌な話聞きたくないって言われたし。」

「全然、私が悪いから。ちゃんと聞かなくてごめん。」


しばらく沈黙だった。

「あたまは？、どうしたの？」

「これ言ったら、またあゆこに引かれるけど、けんかした。
知らない奴に絡まれて、結果、レンガで殴られて縫った。
それで担任にけがの事聞かれてて、今日は帰りが遅くなって。。。」

とさかくん、マジヤンキーですな。
１８歳でもばりばりの昭和ヤンキーですな。

「大丈夫？」

「もう全然大丈夫。包帯が大げさなだけ。
今日一緒にいた奴とつき合ってんの？」

「え？あ、ううん、友達。」

「あゆこにはk高の奴がお似合いだと思うよ。」

そう言われると言い返せなかった。

そしてじゃあ、って電話が切られた。

きってから号泣。


いろんな後悔でいっぱいになった。

なっちと話したかった。


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