二十歳の約束
高3の12月
高校3年の12月

受験まであと少しってタイミングで、駅でとさか君に会った。

「俺も今年は卒業できそうだわ。
あゆこは受験?大学行くんでしょ?」

「うん。受験!大学目指してるよ。」

「今度、久々に飯でもいかない?
おれ、車で迎えにいくし。
だぶってるから、高3だけど、もう初心者マークも取れてるよ。」笑

とさか君が冗談混じりに笑って話してくれてる。
何の警戒心もなく、普通に話せてることがうれしかった。

「そうだね、いこっか。」

こう、答えてしまってた。

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