イジワルな君と私との恋愛事情
結side2
「蒼!?何してるの?」
私の部屋に勝手に入っていた蒼に、びっくりして、私はそう言った。
蒼は、雑誌片手に私のほうへ視線を向けると、
「おばさんが、勝手に上がっておけってさ。」
そう言った。
そして、また雑誌のほうへ視線を戻すと、
「ふうん。結って、こんな雑誌を読んでるんだ?」
蒼は、なるほどっといった様子で、呟いた。
それは、『初心者向けの恋愛雑誌』だった。
私は、恥ずかしさのあまり、顔を真っ赤にして、蒼から雑誌をひったくると、
「勝手に読まないでよ!」
そう怒鳴った。
すると、蒼は椅子から立ち上がると、私の真正面に立ち、イジワルく、こう言った。
「本当のキス、教えてやろうか?」
「えっ!?」
私が驚く暇もなく、蒼は、私の両腕を掴むと、口づけてきた。
「!?‥んっ‥‥‥‥。」
いきなりのキスだったけど、雪間くんの時とは、『何かが違うキス』。
熱いのは同じだけど、何か、蒼にキスされていると、身体の奥がジンジンとする。
私は、なぜか、蒼からのキスを拒めなかった。
いや、拒むことができなかったのだ。
なぜ?
雪間くんとのキスは、抵抗し、拒絶したのに‥‥‥‥。
そして、昔とは違う、蒼の力強い大きな手と肩と胸板。
私はそう思うと、なぜか、胸がドキドキしてきた。
私は、高ちゃんのことが好きなはずなのに‥‥‥‥。
ワケの分からない感情が、私の中で渦巻く。
私、一体どうしたんだろう?
私の部屋に勝手に入っていた蒼に、びっくりして、私はそう言った。
蒼は、雑誌片手に私のほうへ視線を向けると、
「おばさんが、勝手に上がっておけってさ。」
そう言った。
そして、また雑誌のほうへ視線を戻すと、
「ふうん。結って、こんな雑誌を読んでるんだ?」
蒼は、なるほどっといった様子で、呟いた。
それは、『初心者向けの恋愛雑誌』だった。
私は、恥ずかしさのあまり、顔を真っ赤にして、蒼から雑誌をひったくると、
「勝手に読まないでよ!」
そう怒鳴った。
すると、蒼は椅子から立ち上がると、私の真正面に立ち、イジワルく、こう言った。
「本当のキス、教えてやろうか?」
「えっ!?」
私が驚く暇もなく、蒼は、私の両腕を掴むと、口づけてきた。
「!?‥んっ‥‥‥‥。」
いきなりのキスだったけど、雪間くんの時とは、『何かが違うキス』。
熱いのは同じだけど、何か、蒼にキスされていると、身体の奥がジンジンとする。
私は、なぜか、蒼からのキスを拒めなかった。
いや、拒むことができなかったのだ。
なぜ?
雪間くんとのキスは、抵抗し、拒絶したのに‥‥‥‥。
そして、昔とは違う、蒼の力強い大きな手と肩と胸板。
私はそう思うと、なぜか、胸がドキドキしてきた。
私は、高ちゃんのことが好きなはずなのに‥‥‥‥。
ワケの分からない感情が、私の中で渦巻く。
私、一体どうしたんだろう?