浮気者上司!?に溺愛されてます
一晩経っても頭の中は昨夜の恭介でいっぱいで、私は通勤途中で何度も胸をときめかせて、身体が震えそうになるのを堪えた。
唇に、肌に落とされた恭介の熱い唇の感触。
私の右胸に残った恭介の手の意地悪な温もり。
思い出すだけで何かが疼いて、もうすぐ冬を迎える寒空の下でも、私の身体は無駄に火照ってしまう。
朝から、これから仕事だというのに、こんな私、最低。
オフィスでは嫌でも恭介と顔を合わせるのに、私……どんな顔を恭介に向ければいいんだろう。
おはようございます、と掠れがちの声で挨拶してデスクに荷物を置く。
無意識に確認してしまった恭介は、やっぱりデスクについていて、私に背を向けていた。
一瞬チラッとこっちを振り向くのが感じられて、私は慌てて顔を背けた。
向かい側の席の男性に隠れるようにして、始業準備を始める。
パソコンが起動するのを待ちながら、そう言えば、と思い出した。
あの後、恭介はどうしたんだろう。
紫乃さんと話したのかな。
昨夜の恭介の様子だと、紫乃さんが私にコンタクトを取ろうとするのが予想外だったとわかる。
二人の間ではなんらかの話し合いが持たれていて、恭介は紫乃さんがこれ以上私を付け狙うことはないと確信していたように思える。
だからこそ、写真を送りつけて脅迫するような紫乃さんの行動に困惑して怒りを露わにした。
そんな状態の恭介が、紫乃さんとどうしたか……すごく気になる。
唇に、肌に落とされた恭介の熱い唇の感触。
私の右胸に残った恭介の手の意地悪な温もり。
思い出すだけで何かが疼いて、もうすぐ冬を迎える寒空の下でも、私の身体は無駄に火照ってしまう。
朝から、これから仕事だというのに、こんな私、最低。
オフィスでは嫌でも恭介と顔を合わせるのに、私……どんな顔を恭介に向ければいいんだろう。
おはようございます、と掠れがちの声で挨拶してデスクに荷物を置く。
無意識に確認してしまった恭介は、やっぱりデスクについていて、私に背を向けていた。
一瞬チラッとこっちを振り向くのが感じられて、私は慌てて顔を背けた。
向かい側の席の男性に隠れるようにして、始業準備を始める。
パソコンが起動するのを待ちながら、そう言えば、と思い出した。
あの後、恭介はどうしたんだろう。
紫乃さんと話したのかな。
昨夜の恭介の様子だと、紫乃さんが私にコンタクトを取ろうとするのが予想外だったとわかる。
二人の間ではなんらかの話し合いが持たれていて、恭介は紫乃さんがこれ以上私を付け狙うことはないと確信していたように思える。
だからこそ、写真を送りつけて脅迫するような紫乃さんの行動に困惑して怒りを露わにした。
そんな状態の恭介が、紫乃さんとどうしたか……すごく気になる。