浮気者上司!?に溺愛されてます
ベッドサイドの小さな電気だけが灯る、妙に幻想的な茶色い光に包まれた部屋。
私が先に呼吸を乱した後、少しずつ同じように乱れていく恭介の吐息を肌で感じた。
二人の息遣いと、シーツの衣擦れ。
肌と肌がぶつかる音……。
私の耳は、そんな非日常的な音に支配される。
――恥ずかしい。
どうしようもなく、恥ずかしい。
触れられて、自分がこんな声を上げるのか。
そんなことを意識して、声を抑えようとした私に、恭介はわずかに苦笑した。
「バ~カ。なに我慢してんの。……聞きたくてやってるんだから、ちゃんと聞かせろ」
そんな言葉を意地悪にとびきり甘く耳元で囁かれて、ビクッと身体がしなってしまう。
私の反応に満足したように、恭介はクスッと吐息交じりの笑い声を漏らす。
初めて知った他人の肌の温もりは、自分でも驚くくらい溶け合って、そのうち、重なる肌の境界線すらわからなくなった。
いつもの緩さから想像出来ないくらい情熱を迸らせて、全ての『幸福』を私に与えてくれる恭介に、私は一秒ごとに堕ちていく。
宣言通り、恭介はとてもゆっくり丁寧に、私の身体も心も解してくれた。
緊張と不安、恐怖で強張っていた身体は、いつしか熱情と期待、喜びで高鳴る鼓動に震えた。
隙間なく埋め尽くすように身体を寄せ合って、腕を、足を絡ませる。
そうしていると、この広い世界に私と恭介二人だけしか存在していないような錯覚に陥った。
愛して愛されて、求めて求められる。
初めて感じる極上の幸せに、私はその夜満ち足りた気分で、夢の世界に誘われていった。
私が先に呼吸を乱した後、少しずつ同じように乱れていく恭介の吐息を肌で感じた。
二人の息遣いと、シーツの衣擦れ。
肌と肌がぶつかる音……。
私の耳は、そんな非日常的な音に支配される。
――恥ずかしい。
どうしようもなく、恥ずかしい。
触れられて、自分がこんな声を上げるのか。
そんなことを意識して、声を抑えようとした私に、恭介はわずかに苦笑した。
「バ~カ。なに我慢してんの。……聞きたくてやってるんだから、ちゃんと聞かせろ」
そんな言葉を意地悪にとびきり甘く耳元で囁かれて、ビクッと身体がしなってしまう。
私の反応に満足したように、恭介はクスッと吐息交じりの笑い声を漏らす。
初めて知った他人の肌の温もりは、自分でも驚くくらい溶け合って、そのうち、重なる肌の境界線すらわからなくなった。
いつもの緩さから想像出来ないくらい情熱を迸らせて、全ての『幸福』を私に与えてくれる恭介に、私は一秒ごとに堕ちていく。
宣言通り、恭介はとてもゆっくり丁寧に、私の身体も心も解してくれた。
緊張と不安、恐怖で強張っていた身体は、いつしか熱情と期待、喜びで高鳴る鼓動に震えた。
隙間なく埋め尽くすように身体を寄せ合って、腕を、足を絡ませる。
そうしていると、この広い世界に私と恭介二人だけしか存在していないような錯覚に陥った。
愛して愛されて、求めて求められる。
初めて感じる極上の幸せに、私はその夜満ち足りた気分で、夢の世界に誘われていった。