浮気者上司!?に溺愛されてます
自分でも、正直すごいと思う。
二十四時間ずっと、私は恭介にドキドキしているんだから。
仕事中は、頼れる上司の姿にときめいて、家ではちょっと意地悪にからかいながら、甘やかしてくれる恭介に胸を高鳴らせる。
時々……オオカミになる時は、強引だけど優しくて、蕩けそうな甘い言葉を照れもせずに何度も口に出してくれる。
言われる私の方が恥ずかしくてワタワタするのを見ながらいろんなことをするのが、今、彼にとってツボらしい。
それがわかるから一々反応したくないのに、結局いつも、私は恭介の成すがままだ。
そして今も、ただ微笑むだけで恭介は私を釘づけにして……それに気づいた高津の方が、ニヤッと意地悪に笑った。
「……水野、俺、出て行こうか?」
「へっ?」
「すっげー物欲しそうな顔で課長のこと見てるから」
「なっ……!」
厄介なヤツに知られたものだと思う。
カアッと顔が熱くなるのを感じた瞬間、恭介が口元を押さえてブッと吹き出して笑った。
「やれやれ。困った部下だなあ……」
「しっ……失礼しますっ」
これ以上からかわれたら、たまったもんじゃない。
しかも、私が知る中でもツートップを張る意地悪な男二人に。
慌ててバタンと音を立ててドアを閉めると、悔しいことに中から大爆笑する声が聞こえてきた。
二十四時間ずっと、私は恭介にドキドキしているんだから。
仕事中は、頼れる上司の姿にときめいて、家ではちょっと意地悪にからかいながら、甘やかしてくれる恭介に胸を高鳴らせる。
時々……オオカミになる時は、強引だけど優しくて、蕩けそうな甘い言葉を照れもせずに何度も口に出してくれる。
言われる私の方が恥ずかしくてワタワタするのを見ながらいろんなことをするのが、今、彼にとってツボらしい。
それがわかるから一々反応したくないのに、結局いつも、私は恭介の成すがままだ。
そして今も、ただ微笑むだけで恭介は私を釘づけにして……それに気づいた高津の方が、ニヤッと意地悪に笑った。
「……水野、俺、出て行こうか?」
「へっ?」
「すっげー物欲しそうな顔で課長のこと見てるから」
「なっ……!」
厄介なヤツに知られたものだと思う。
カアッと顔が熱くなるのを感じた瞬間、恭介が口元を押さえてブッと吹き出して笑った。
「やれやれ。困った部下だなあ……」
「しっ……失礼しますっ」
これ以上からかわれたら、たまったもんじゃない。
しかも、私が知る中でもツートップを張る意地悪な男二人に。
慌ててバタンと音を立ててドアを閉めると、悔しいことに中から大爆笑する声が聞こえてきた。