セントポーリア
その言葉が私に突き刺さる。
「あの、えっ?どういう事ですか…」
確かこの人は隣のクラスの春瀬くん。
髪は色素の薄い少し焦げ茶色に、少しワックスがかかっている。
そして175センチはありそうなスラッとしたスタイル。
もともとルックスが良くて学校内では有名だ。
ムードーメカーで周りに友達も大勢いて、おまけに少し天然なのがまた周囲からウケるらしい。
去年の体育祭で大活躍してからさらに有名人になった。
つまりそんなすごい人に私はまさかの言葉を頂きました…。
私が混乱していると、なぜか彼は俯いて走って逃げていった。
「…なんだったの?」
頭の中がハテナがいっぱい。