セントポーリア






雨の日だった。




偶然にも下駄箱に門の前に有村彩葉が立っていた。




こんなチャンスなかなかないよな。



ん?傘がないのかな?



すると有村彩葉は走ろうしていた瞬間、



俺の手は勝手に動いた。


手を掴んでしまった。







走って帰ろうとするなんて、滑って転んだりしたら危ないじゃんか…。


それに風邪なんて引いたらだめだろ。


そういう理由で、俺は一緒に帰ることができたんだ。












< 33 / 88 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop