セントポーリア





「有村…」



「春瀬っ…くん。」



「…どうした?」



「どうして私のこと…好きって言ったの?」



「好きだからだよ」



「私聞いちゃったんだよね、他の女の子に告白してるの。玄関で…」





私がそう言うと、


春瀬くんは思いっきり否定した。




「んなわけないだろ。有村が好きなのに他の女に告白するわけないだろ」



「だって聞いちゃったんだもん」



もしかして…と呟いてから、春瀬くんはその時の話を私に説明してきた。















< 50 / 88 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop