セントポーリア







やっと授業が終わり、結梨に会える嬉しさで小走りで大学を出た。



その時、懐かしい匂いがした。



愛しい香り…



思わず、立ち止まってしまった。



「…俊哉?」














…んなわけないじゃん。




「へへっ…」



バカみたい、重症だね。



未だに立ち直れてない私って、本当に重い。



周りにはまだこんな心境だなんて思われたくないから、誰にも話してない。



まだ立ち直れてないことなんて、言えない。


































< 75 / 88 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop