麗雪神話~理の鍵人~
第七章 理の鍵人
1
理の塔の最上階は、先端がとがり、頂に丸く青い宝玉を戴いた尖塔のようになっていた。
魔法陣のようなものが描かれた、巨大な銀の扉が一行の目の前に立ちはだかる。
セレイアもディセルも、息が切れていた。
「ここが…理の塔の最上階………」
原初の運命の神が訪れて以来、誰も訪れていない前人未到の地だ。
ここで、正式な天上界の住人を決めることも、ディセルの失われた記憶を完全に取り戻すことも、できるといわれている。ヴェインたちの狙いも、ここだ。
「………」
三人はしばし呆けたようになって扉を見つめていた。
最初に我に返ったのはセレイアだった。
「時間がないわ、行きましょう!」
セレイアは扉に近づき、とりあえず押してみる。
しかし、びくともしない。
押してダメならと、引っ張ってみたが、これもやはりだめだ。
「この扉、どうやって開けるの!?」
魔法陣のようなものが描かれた、巨大な銀の扉が一行の目の前に立ちはだかる。
セレイアもディセルも、息が切れていた。
「ここが…理の塔の最上階………」
原初の運命の神が訪れて以来、誰も訪れていない前人未到の地だ。
ここで、正式な天上界の住人を決めることも、ディセルの失われた記憶を完全に取り戻すことも、できるといわれている。ヴェインたちの狙いも、ここだ。
「………」
三人はしばし呆けたようになって扉を見つめていた。
最初に我に返ったのはセレイアだった。
「時間がないわ、行きましょう!」
セレイアは扉に近づき、とりあえず押してみる。
しかし、びくともしない。
押してダメならと、引っ張ってみたが、これもやはりだめだ。
「この扉、どうやって開けるの!?」