麗雪神話~理の鍵人~
第三章 大橋での攻防
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“理の領域”は、天上界の中心にあるため、どの庭からも簡単にすぐそばまで近づくことができる。
しかし神々の庭と理の領域の間には、深く広い湖が横たわっており、それを渡る橋は、ひとつしかない。
その橋のある場所に一番近いのが、シルフェのおさめる風の庭だということだった。
セレイア一行はシルフェの風の力で、びゅんびゅんと速度を出し、風の庭の上を飛んでいた。
見渡す限りの草原を、さわやかな風が渡っていく。
「風の庭は神々の庭の中でも、一番広いのよ。
だからまだまだ飛ばなくちゃならないけど……ごめんなさい、ちょっと休憩にしてもいいかしら?」
シルフェが休憩を提案した。
シルフェ曰く、神の園に戻って来て力は強くなっているものの、この世界の住人ではないセレイアやボリスを運ぶのに、かなりの力を要してしまうらしい。
急がばまわれと言うし、シルフェの力ばかり当てにするわけにもいかない。
セレイアたちは草原の上に降り立ち、しばし歩いて理の領域を目指すことにした。
しかし神々の庭と理の領域の間には、深く広い湖が横たわっており、それを渡る橋は、ひとつしかない。
その橋のある場所に一番近いのが、シルフェのおさめる風の庭だということだった。
セレイア一行はシルフェの風の力で、びゅんびゅんと速度を出し、風の庭の上を飛んでいた。
見渡す限りの草原を、さわやかな風が渡っていく。
「風の庭は神々の庭の中でも、一番広いのよ。
だからまだまだ飛ばなくちゃならないけど……ごめんなさい、ちょっと休憩にしてもいいかしら?」
シルフェが休憩を提案した。
シルフェ曰く、神の園に戻って来て力は強くなっているものの、この世界の住人ではないセレイアやボリスを運ぶのに、かなりの力を要してしまうらしい。
急がばまわれと言うし、シルフェの力ばかり当てにするわけにもいかない。
セレイアたちは草原の上に降り立ち、しばし歩いて理の領域を目指すことにした。