ゴールデン☆キャット
次の日の朝、私は蒼と一緒に学校に向かった。



「蒼も学校あるのに、ごめんね……。」

「何でお前が謝んだよ。 お前は何も悪くないだろ。」

「……でもごめん。」



お父さんとお母さんは仕事で家に居る事は少ない。


今も仕事で海外に行っていて直ぐには戻ってこられないから、保護者として蒼が付いて来てくれた。


両親の事は好きだけど、こういう時はいつも一緒に居てくれる蒼と居る方が心強い。



「何があっても俺はお前の味方だよ。」



そう言って蒼は私の頭をクシャりとした。


朝から泣きそうになる自分に活を入れた。


学校について談話室に向かった。


談話室に入ると、昨日体育倉庫に居た人たちとその保護者がそろっていた。


桐生君に一番ボコボコにされた人の顔は包帯やらガーゼやらで凄い事になっていた。



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