ゴールデン☆キャット
先生たちも揃っていて、凄い人数だ。


先生に促され私と蒼も席に着いた。


まだ来ていないのは桐生君だけだ。


保護者たちからの嫌な視線のせいで息が詰まりそうだった。


_ガラガラ。


ドアが開く音がしてパッと顔を向けると、桐生君と桐生君のお母さんが入ってきた。


桐生君のお母さんはこんな時でも堂々としていて、やっぱり綺麗だった。


桐生君は蒼に軽く頭を下げると私の隣に座った。


頬が少し腫れている様な気がする。


昨日桐生君は私を家まで送り届けると、蒼には自分から話をすると言って蒼が帰ってくるまで待っていてくれた。


そして蒼は桐生君を見た途端綺麗な顔を殴りつけた。



「それでは揃いましたので、昨日の件について話しをさせて頂きたいと思います。」



校長先生の言葉で話が始まり、怪我をした先輩たちの保護者は一気に戦闘態勢に入った。



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