ゴールデン☆キャット
「てめーら自分のやった事に責任も持たねーで先輩面してんじゃねーぞ。」

「何だとこらっ＿＿！！」



ハラハラしながら桐生君と先輩たちのやり取りを見ていると、蒼に背中をポンポンと優しく叩かれた。


険悪な雰囲気の中、校長先生が咳払いをした。



「女子生徒にも話しを伺えば少しは状況も具体的に分かってくるかと思うのですが、如何ですかな？」

「そうですね。　是非聞かせて頂きたいわ。」



校長先生の提案に村雨さんたちは目を泳がせた。


何て話しをするのかと黙って聞いていたら、みんな『喧嘩しているところに居合わせただけなので、どっちからとか詳しい事は分かりません。』と言った。


少しでも悪かったと思ってるなら、本当の事を話してくれるんじゃないかと少しだけ期待していた。


けど、そうじゃなかったみたいだ。



「涼宮さんはどうかね？」



校長先生に名前を呼ばれて、みんなの視線が一斉に集まった。


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