ゴールデン☆キャット
朝席で準備をしていると尊が登校してきた。



「おはよう。」

「はよー。」



凄く眠そう。


それにしてもいっつも何でこんなに眠そうなの?


尊と一緒に教室に入ってきた相浦君は「あ!」と言うと勢いよく私を見た。



「しょうがないなー。」

「あはは、さっすがみの。 サンキュー。」



一時間目の数学で提出するプリントを相浦君に渡した。


本当にプリントやってこないんだから。



「みのりは豊に甘すぎー。」

「そうかな? そんな事ないと思うんだけど……。」

「俺にだけでいいのにー。」



朝からドキドキさせないでほしい……心臓に悪いよ。

< 134 / 180 >

この作品をシェア

pagetop